東北・みやぎ復興マラソン2018に出場しました!
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いよいよレース当日
朝は5時半に起床し、いつものようにカップうどんを食べ、レースの準備をします。
そして私を含め、勝間塾の4人で仙台駅に集合し、仙台空港アクセス線とシャトルバスを乗り継ぎ、岩沼市のレース会場に向かいます。
会場に着くと、1万3,000人のランナーが参加するというだけあって、大変熱気に溢れていました!
また、スタート前にもメイドやドリンクが振舞われ、ホスピタリティーも充実していました。
正直参加費12,500円は高いなと思いましたが、その分運営がしっかりしていて流石だと思いました。
天気は曇りで、最高気温は18℃の予想。
暑すぎず寒すぎず、マラソンにはこの上ない最高の条件です!
着替えをして荷物を預け、トイレを待つ行列に並び、スタートには間に合うだろうと考えていました。
しかし膝にテービングをするのを忘れたことに気づき、慌てました。
準備体操も済んでいないのに、荷物預かり所にダッシュし、急いでテーピングをし、またスタート位置までダッシュしました。
このミスは、心身ともに悪い影響を与えてしまったと反省しています。
これだけのランナーが同時にスタートするのは危険なので、目標タイム別にいくつかのグループに分かれます。
私はエントリーする時にサブフォー(フルマラソンを4時間以内に完走すること)を意識していたため、他の3人とはスタートが別のグループになってしまいました。
少々寂しい気もしましたが、スタート直前までメッセンジャーで励ましあい、気持ちを奮い立たせます。
レース本番!
そして9時45分、いよいよスタートしました。
今回はサブフォーを目指さないので、無理せず楽なペースで走ることにしました。
こまめにベースを確認すると、大体6分台前半でした。
これなら4時間半位で完走できるかなという見込みでした。
本大会は東日本大震災で津波の被害にあった被災地がコースとなっています。
コース沿道には、復興支援に感謝する地元の人々の姿や、応援の姿がたくさん見られました。
これは復興マラソンならではの光景だなと思いました。
エイドがすごい!
また、エイドも非常に充実していて、地元の名物がたくさん振舞われました。
エイドの中身はこちら!
どうです、すごいでしょう?
今まで参加したレースの中で、これほど豪華なエイドはありませんでした。
中でも、やはり「はらこめし」はとても食べ応えがあって美味しかったです。
前半は順調に走っていて写真もほとんど撮りませんでしたが、後半は少しずつペースが落ち、せり鍋を頂くときには一瞬在庫が尽きて、次の分を待つ行列が出来ました。(笑)
後半に失速…
6日前の転倒によるケガの影響も少なく、思ったよりも順調に走れていました。
しかし29km辺りで、突然右膝が痛み出します。
ここまでテーピングが効いていたと思いますが、やはり走り込みが足りなかったのでしょうか。
ここからは少し走っては立ち止まってマッサージをし、また走り出すということを繰り返していました。
その後、更に左膝までも痛み出します。
両膝を痛めてしまっては、さすがに走れません。
ケガをしたところが痛んだら棄権しようと思っていましたが、そうではありません。
これまで励ましあいながら一緒に練習してきた仲間の顔が頭をよぎります。
せっかく30km後半まで来たので、どんなに時間がかかっても、歩いてゴールを目指すことにしました。
走りさえしなければ、膝の痛みはこらえることができました。
思わぬ場面に遭遇
ゴール目前の40km辺りで、前方に人混みを発見します。
何だろうと思って近づくと、なんと意識を失ったランナーが倒れていました。
医師らしき人が、心肺蘇生に取り組んでいます。
それでもランナーの反応はなく、医師は「AED!AED持って来て!」と叫びます。
沢山の人が固唾を飲んで見守っていました。
こんな緊迫した場面に遭遇するとは思わず、大変驚きましたが、
素人の私には無事を祈る以外、何もできることはありません。
混雑を大きくししないほうが良いと思い、私はその場を離れてゴールを目指します。
すると、前方から応援の医師や看護師の方たちが機材を持って駆けつけてきました。
どうか助かりますように…
(幸い、この大会で死者が出たという報道はありませんでした。良かった!)
そしてゴール!
両膝の痛みに耐えながら、なんとか完走できました!
ネットタイム(スタートの号砲ではなく、各ランナーがスタートラインを通過してからゴールするまでの時間)は、5時間25分32秒。
フルマラソンにチャレンジする度、記録はどんどん悪くなっていきます。
年のせいでしょうかね?(泣)
一緒にチャレンジした仲間は、3人中2人が完走!
もう1人も、32kmまで走ることができました。
それでも、初マラソン大会で(ハーフマラソンも未経験)ここまで走れたのは立派です。
私は10kmの大会から始め、ハーフマラソンも何度も経験してからやっとフルマラソンにチャレンジしたくらいですから。
最近は 辛いことから逃げ出す癖がついていたような気がしますが、今回諦めずに完走できたのは、やはり一緒に走る仲間がいたからだと思います。
一人で参加していたレースでは、ここまで頑張ろうという気は起きませんでした。
やはり仲間の存在は大きい。
勝間塾に入っていて良かった!と再認識した一日でした。
また、いつかはサブフォーを達成したいと思いながら、記録が悪くなっているのも事実。
フルマラソンはハーフマラソンの延長ではなく、全く別な戦略が必要なのだなと改めて実感しました。
今年は無計画に大会を選んで参加しましたが、来年は絶対にサブフォーを達成するつもりで計画を練って、大会を選びたいと思います。