iPhoneでおサイフケータイが実現か？
iPhoneに興味を持ちつつも、実際に購入に至らない人は多い。理由としては、
・キャリアやメアドを変えたくない
・ワンセグが見られない（オプションで可能だが、がさばる）
・ケータイ用のサイトが見られない
などが挙げられるだろう。でも、一番多いのは、
・おサイフケータイが使えない
ではないだろうか？私もiPhoneを所有してから暫くは、おサイフケータイが使える他機種を併用していた。結局は2台所有するコストを考えてiPhone1台に絞ったが、現在SuicaやEdyはそれぞれカードを持ち歩いている。iPhoneを使う楽しみからはもう離れられないが、おサイフケータイの便利さも捨てがたい物だったと実感している。Suicaを収納できるiPhoneのケースが売られているのも、頷ける話だ。
さて来年夏に発売が噂されている新型iPhoneだが、「RFID」に対応するとの情報がある。聞き慣れない方も多いだろうが、「RFID」とは、Felica（非接触ICカード）を利用可能にする技術である。日本のケータイ技術はすっかりガラパゴス化しており、おサイフケータイが世界に広まる事はないだろうと思っていた。そういう意味で、iPhoneにおサイフケータイが搭載される事はないだろうとも思っていた。
しかし、この「RFID」がiPhoneに搭載されるとなれば、おサイフケータイを使うのに技術的な障壁がなくなるのだ。もし実現しないとすれば… それは国内キャリア・端末メーカーの激しい抵抗によるものだろうと推測できる。
今、世界中で日本への関心が薄れている。参入に対する様々な障壁、求められるクオリティの異常な高さ、人口減による市場の縮小など… 東京モーターショーに海外メーカーがほとんど参加しなかったという現実が、事の深刻さを物語っている。こんな状況に拍車をかけないためにも、国や企業は世界の良い物は受け入れ、日本の良い物は広め、世界を意識した行動を取らなければならないと強く思うのである。
