巨人コーチ木村拓也氏死去

昨年現役を引退し、今年から巨人の１軍内野守備走塁コーチに就任した木村拓也氏が、くも膜下出血のため今日お亡くなりになりました。僕と同じ37歳という、早すぎる死でした。4/2の試合直前の練習時に突然倒れ込む様子がニュースで流れ、大変驚きました。その後も危険な状態が続いているとの報道に心配していましたが…　ついに今日、帰らぬ人となってしまいました。

キムタクは小柄な選手で、ピッチャー以外の守備位置を全てこなすユーティリティープレイヤーです。（メインはセカンド）彼が活躍したシーンは数多いですが、一番印象に残っているのは、2009年9月4日の巨人vsヤクルト17回戦です。この日は阿部・鶴岡が交代し、3人目の捕手加藤も負傷退場して捕手がいなくなりました。そこで急遽、広島時代に捕手経験のあるキムタクが捕手として12回表の守備に着いたのです。彼は好リードでこの回を0点に抑え、ゲームを引き分けにしました。その試合後のインタビューは、彼の謙虚な人柄があふれ出ています。

大変なプレッシャーを乗り越え、重責を果たした男の格好良さに惚れ惚れしてしまいます。こんな素晴らしい選手が引退し、こんな若さで世を去る事になってしまい、悲しくてたまりません。心よりご冥福をお祈りいたします。天国で、ゆっくり休んで下さい。