OSのヴァージョンアップは全ての人を幸せにするのか
私は楽譜浄書の仕事をしています。
現在は MacBook Pro で Finale v25.3 を使っています。OSは macOS Sierra (ヴァージョン10.12.6)で、最新の High Sierra (10.13)にはしていません。
なぜ High Sierra にしないのかというと、Java for OS X 2015-001 がインストールできないので、そのため古いヴァージョンのFinaleもインストールできないんですね。
時々古いヴァージョンで作成したファイルを扱う機会があるので、できればその際は作成したヴァージョンで開きたいんです。
また、Finale の動作環境を調べてみると…
なんと、Finale 自体が High Sierra に対応していないことが分かりました。
(無理やり動作させることも不可能ではありませんが、不具合がいくつか確認されているようです)
これって、製造元の MakeMusic 社にはしっかり対応して欲しいところですが、原因は毎年更新されるOSにも原因があるのでは… と思います。
OSが更新されて、新たな機能が追加され、便利になったり、作業の時間が短縮されれば、それは間違いなく私の幸せに直結します。(笑)
しかしOSの更新は、環境の変化を意味します。
日頃使っているアプリが、それまでと変わらず動作するか検証しなければなりません。
そのアプリの数も、1つや2つではありません。
Apple 純正のアプリならばほぼ問題はないでしょうが、他社製のアプリは開発元によって千差万別です。
この更新作業は、デベロッパーにとっては本当に大変なんだろうなと推測します。
Adobe とか Microsoft とかの大手は、とても早い対応でいつも感心します。
しかしそうでないデベロッパーの場合、対応が遅かったり、不具合が見つかってもそれを告知するだけで終わったりすることもあります。
私のようなユーザーも、OS更新には非常に神経を尖らせます。
まずはストレージのバックアップをとり、最悪の事態に備えます。
そしてOSを更新し、アプリを一つずつ起動し、問題なく使えるか検証をします。
そこで不具合を発見した場合は、色々条件を変えて作業をするなどして、原因を探ります。
原因が特定できたら、それを回避する方法を探ります。
新しい環境の中で解決策が見つかれば、何も言うことはありません。
何か新しいアプリや機材を導入することで解決する事もあります。(この場合、追加費用が発生するかもしれません。)
最悪なのは、どうやっても解決策がない事が判明する事です。
私の場合、High SierraではFinaleの古いバージョンがインストール出来ない事が分かったので、このケースに該当します。(T_T)
新し物好きの私ですが、どうしても High Sierra にしなければならない理由もないので、今後も暫くはSierra で凌いで行きたいと思います。
Appleは新しいものを導入する際には古いものをバッサリと切り捨てる傾向が高いので、Macを使い続ける限り、こういう悩みも尽きないのが痛いところです。
少なくとも私は、High Sierraへのアップデートで幸せにはなれませんでした。
そういえばもうすぐ、次のOS Mojaveがやってきますね。(笑)